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あなたは怠惰ではありません:行動できるようになる6つの方法と「自分を律する」というセルフラブ

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あなたは怠け者ではない
やるべきことをやる=
自分を愛すること

あなたは怠け者ではありません。

ただ、自分を信頼する仕組みを、まだ整えていないだけです。

日々を丁寧に生きたいと願っているにもかかわらず、
気づけば何も進まないまま、一日が終わっている。
そのような経験を、あなたもお持ちではないでしょうか。

やるべきことは分かっている。
先延ばしにしたいわけでも、投げ出したいわけでもない。
それでも身体が動かず、夜になってから自分を責めてしまう。

その状態を、人は安易に「怠惰」や「甘え」と呼びます。
けれど、それは正確な理解ではありません。

あなたは、怠け者ではありません。
ただ、自分自身を信頼できる状態に、まだ至っていないだけです。

自分を律することは、自分を縛ることではありません。罰ではなく「セルフラブ」です。

多くの人は、「自分を律すること」を

  • 苦しいもの
  • 我慢
  • 自由を奪うもの
  • 罰のようなもの

として捉えています。

その認識のままでは、自分を律し続けることはできません。
なぜなら、人は本能的に「苦痛」や「拘束」から逃げるからです。

そこで私は、「自分を律すること」を次のように再定義します。

自分を律することは、自分を大切にする行為であり、自分への敬意の表れです。

自分を律することとは、
自分で決めたことを、自分が守るという、誠実な姿勢です。

自分との約束を、裏切らないという、最上級のセルフラなのです。

自分で決めたことを、自分が守る。
それを一度、また一度と積み重ねていくことで、
あなたの内側には、静かで揺るぎない「自己信頼」が育ってまいります。

信頼できる人に、安心して大切な役割を任せられるように。
あなた自身もまた、「この人なら大丈夫」と、自分を信じられる存在になるのです。

それは、自己肯定感ではありません。
もっと実践的で、もっと強く、もっと美しい力。

この自己信頼は、感情ではありません。
気分が良いから生まれるものでもありません。

行動と結果が一致した回数によって、
静かに、しかし確実に形成されるものです。


行動できない理由は、意志の弱さではありません

──それは「心が壊れないように働いている証」

行動できないとき、人は自分をこう裁きがちです。
「自分はやる気がないんだ」
「私は、だらしない人間なのではないかしら」

けれど、その見立ては、あまりにも乱暴です。

なぜなら、行動できない状態とは、
意志が弱いのではなく、心がすでに満杯である状態だから。

心理学や脳科学では、先延ばしの本質を
経験回避(experiential avoidance)といいます。

 後悔回避とは、意思決定場面において、将来の結果について予測をおこない、後悔による不快な状態を避けるように決定を行うことを指す。

脳科学辞典 https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%BE%8C%E6%82%94%E5%9B%9E%E9%81%BF

これは、怠惰でも逃げでもありません。
「これ以上、不快な感情を抱えきれない」という、
心の自己防衛反応なのです。

人は、行動そのものを避けているのではありません。
避けているのは、その行動によって
感じるかもしれない感情”。

  • 失敗したらどうしよう、という予測。
  • 否定されたらどうしよう、という想像。
  • 期待に応えられなかったときの、胸のざわめき。

脳にとって、それらはすべて
「まだ起きていない危険」ですが、
感情としては、すでに起きているのと同じ強度で処理されます。

だから人は、
「今すぐ感じる不快」を避けるために、行動を先延ばしにする。

しかし皮肉なことに、
この回避行動こそが、長期的には
不安を増幅させ、人生を静かに停滞させていきます。

避ければ避けるほど、脳は学習します。
「あれは危険だ」「近づいてはいけない」と。

こうして、不安は現実よりも大きく、重く、
扱いづらい存在へと育ってしまうのです。

けれど――
ここで、覚えておいていただきたいのです。

不安は、敵ではありません。
不安は、あなたを守るために存在しています。

ただし、
正体を見ないまま放置された不安だけが、
あなたの集中力を奪い、思考を散らかし、
やがて「もう、どうでもいい。やらなくていいや」という諦めへと変わっていきます。

不安を消そうとする必要はありません。
大切なのは、こう問いかけること。

「私は、何を避けようとしているのか?」

この問いを立てた瞬間、
不安は“正体不明の怪物”ではなく、
扱える情報へと姿を変え始めます。


先延ばしを生む、3つの感情

不快は「敵」ではなく、「通過点」

先延ばしの背後には、ほぼ例外なく
三つの感情が絡んでいます。

1. 不安

評価されること。
失敗すること。
恥をかくこと。

不安は決して悪者ではありません。
ただ、避け続けると、慢性的な不安へと姿を変えます。

行動しても、避けても、不安は感じるもの。
それならば、人生を前に進める選択をなさったほうが、
結果として心は軽くなっていきます。

2. 反発心

他人に言われたから、やりたくない

そのお気持ちも、とても人間らしいものです。

けれど、ここで問うべきなのは感情ではありません。

問うべきなのは、
「誰が言ったか」ではなく、
その行動は、ご自身が望む未来に近づくものかどうか

感情を無視するのではなく、
感情よりも上位に、人生の軸を置く。

プライドではなく、未来基準で選ぶことが、
自分を律するという美しい知性です。

3. 退屈

成功や成長に必要な行動の多くは、
地味で、単調で、すぐには報われません。

ですが、洗練や自由、揺るぎない自信は、
この退屈な反復の中からしか生まれないのです。

短期的な快楽ではなく、
「十年後の自分が、誇らしく微笑んでいるかどうか」
それを基準に、今日の行動を選んでみてください。

十日後の快・不快ではなく、
十年後の自分の輪郭を基準に、
今日の行動を選べるかどうか。

そこに、人生の分かれ道があります。


自分を律することは、感情ではなくシステムの問題です

「もっと自分に厳しくしなければならない」
そう考えた瞬間から、多くの人は疲弊します。

必要なのは厳しさではありません。
迷わなくて済む状態を、あらかじめ用意することです。

やるべきことが明確で、
次の一歩が小さく、
考える前に身体が動く構造。

意志に頼らず、環境に任せる。
頑張らなくても、自然と実行できてしまう状態をつくる。

それこそが、自分を律することを
自分の味方につける、最も合理的な方法です。


自分を律することは、人格ではなく習慣です

「自分を律することができる人」は、
特別な性格を持っているわけではありません。

そう振る舞う習慣を、
長い時間をかけて選び続けてきただけです。

一度で完璧である必要はありません。
むしろ、一貫性は不完全さの上にしか積み上がりません。

小さな約束を守る。
守れなかった日は、原因だけを確認する。
感情は持ち帰らず、次に反映する。

それを繰り返すうちに、
人は自分を疑わなくなっていきます。


自己規律を「アイデンティティ」にしましょう

人は、「自分はこういう人間だ」という自己認識に沿って行動します。

そのため、「私は意志が弱い」「私は続かない人間だ」と思っていれば、その通りの行動を無意識に選び続けます。

ここで重要なのは、いきなり大きな理想像を掲げないことです。
例えば、

×「私は世界一健康で完璧な人間だ」
○「私は、運動をサボらない人間だ」

のように、現実的で信じられる定義を選ぶのです。

そして、

  • その人はどんな考え方をしているか
  • どんな行動を日常的に取っているか
  • どんな環境に身を置いているか

を具体的に想像し、その行動を少しずつなぞっていくのです。

ですから、いきなり
「私は完璧だ」「私はできる人間だ」
と自分に言い聞かせる必要はありません。

それは現実的ではありませんし、
何より長くは続きません。
必要なのは、気合ではありません。
意志でもありません。

環境を整えることです。仕組みです。

やるべきことが、自然と視界に入る場所にある。
迷う余地がないほど、次の一歩が小さい。
頑張らなくても、自然と動けてしまう状態。

例えば、ヨガを習慣化したいのならば、

  • ヨガマットや道具をすぐ目に入る場所に置く
  • 似た価値観の人の発信を見る
  • 行動を妨げる要素を減らす

こうして「この行動を取るのが当たり前」という状況を作ることで、脳はそれを新しい“普通”として受け入れていきます。

それは、自分を甘やかすことではなく、 自分を信頼して導く、知的なセルフケアです

失敗は、後悔するための材料ではありません

失敗は「持ち帰る学び」、執着は「置いていく荷物」

成功している人は、失敗していないわけではありません。
むしろ、多くの失敗を経験しています。

違いは、「失敗への反応の仕方」にあります。

うまくいかなかった出来事に対して、
自分を責める必要はありません。
何かがうまくいかなかったとき、
必要なのは、反省でも自己否定でもありません。

必要なのは、
「何が分かったかしら?」と問い、学びだけをポケットに入れて、前へ進むこと

「キャッチ&リリース」の考え方です。

  • 失敗から学ぶべきことは受け取る(キャッチ)
  • それ以外の後悔や自己否定は手放す(リリース)

一度学びを得たなら、それ以上引きずる意味はありません。
現実を受け入れ、より良い次の一手を打つことに集中しましょう。

後悔や自己攻撃は、登山中に不要な荷物を背負うようなもの。
あなたの美しい歩みを、ただ重くするだけです。

後悔や自己否定は、学びではありません
ただの感情です。

前に進む人は、
感情を持たないのではなく、
感情を必要以上に抱え込まないだけです。
この姿勢が、継続を可能にし、自己規律を保つ土台になります。

そういった人たちは、失敗を引きずらない才能があるのではありません。
「手放す訓練」を、繰り返してきただけです。


目標は明確にし、小さく分けてあげましょう

大きな目標を持つことは、とても素晴らしいことです。
ですが、その目標が曖昧なまま、あるいは遠すぎるままですと、人の心は静かに立ち止まってしまいます。

目標には、少なくとも三つの条件が必要です。

それは、
・何を目指しているのかが明確であること
・今の自分から見て、現実的であること
・進んでいるかどうかを確かめられること

そしてもう一つ、とても大切なことがあります。
それは、「なぜ、それを叶えたいのか」という感情の理由を、自分自身が知っていることです。

誰かに褒められたいから、ではなく。
世間的に正しそうだから、でもなく。

「それを手にした自分は、どんな気持ちでいたいのか」
そこがはっきりすると、人は自然と動けるようになります。

とはいえ、目標をそのまま見つめ続けるのはおすすめしません。
大きすぎる理想は、ときに人を圧倒してしまうからです。

ですから、目標は丁寧に、小さく分けてあげるのです。

  • 年単位
  • 3か月
  • 今日やること

というように、徹底的に細かく分解しましょう。
重要なのは、「今週なら、現実的に何ができるか」という視点で考えることです。
無理な計画は、燃え尽きや挫折につながります。

続けられる形こそが、最も洗練された自己管理なのです。

抵抗感があったり気が進まなかったりしても、続けてみましょう

多くの人は、
「やろうとすると、なんだか嫌な気持ちになる」
「気が重い」「不安になる」
そう感じた瞬間に、それをやらなくていい合図だと思ってしまいます。

けれど、それは誤解です。

変化や成長の入り口には、必ずと言っていいほど、
小さな不快感や抵抗感が存在します。

  • 運動
  • 勉強
  • 新しい挑戦
  • 人前に出ること

これらはすべて、慣れるまで不快なことです。

感情は、私たちに多くのことを教えてくれます。
けれども、感情は「情報」であって、「指示」ではありません。
コンパスのように方向を示すことはあっても、行動を決める絶対的な命令ではないのです。

「今、ここは慣れていない場所ですよ」と知らせてくれるものにすぎないのです。

気が進まないからやめる。
不安だから引き返す。

それを繰り返していると、人はいつの間にか、
外側の状況に反応するだけの、受け身の人生になってしまいます。

願望や理想を思い描くだけで、現実は変わりません。
想像するだけでは、自信は育ちません。

本当の自信とは、
気分がいいときに動けた経験ではなく、
気が進まないときにも、静かに一歩を踏み出した記憶から生まれるもの。

本当の達成感や自信は、 「自分で乗り越えた」という経験からしか生まれないのです。

自分を律するとは、厳しくすることではありません。
ご自身を責める必要はありません。


前述したように、自分を大切にし、尊重するセルフラブなのです。

人生は、消費するものではありません ──人生は、観るものではなく「創るもの」

情報を眺めることと、生きることは違います。
刺激を追うことと、前に進むことも同じではありません。
スクロールは、最後でよろしいのです。
まずは、あなたの人生を生きてから。

完璧である必要はありません。
整っていなくても構いません。
怖くても、震えていても構いません。
泣きながらでもよいです。

それでも、自分を律することを
一つ選び、実行した人は、
確実に昨日とは違う場所に立っています。

あなたは怠け者ではありません。
あなたは、自分を律する経験が、まだ十分に積み上がっていないだけです。
あなたは、まだ本来の力を思い出していないだけ。

その経験は、思考では得られません。
行動によってのみ、獲得されます。

どうか、今日この瞬間から、
ご自身の人生の主役として、静かに、しかし確実に、歩み始めてくださいませ🌹

その姿は、誰よりも美しく、誰よりも力強いのですから。


最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

また次回、お会いいたしましょう💎

以上、速水メロディでした。Bye♡

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