
自己中心的に見える自分、悪いことじゃない

もしあなたが「自分は自己中心的かも」と感じているなら、まず知っておいてほしいことがあります。自己中心的に見える行動は、必ずしも性格の欠点ではないということです。
心理学では、自己中心性には大きく二つのタイプがあります。
- 発達的自己中心性:誰にでもある自然な傾向で、成長とともに変化する
- 病理的自己中心性:他者の権利を侵害したり、共感性が欠如している場合
多くの場合、周囲の期待を先読みできなかったり、根回しが苦手だったりする行動は発達的自己中心性の範囲に入ります。つまり、あなたが思うほど「自己中」ではありません。
そして、人間はそれぞれ自己の世界を生きているのですから、自己中心的なのは当たり前のことです。自分の人生なのに、他人中心で生きていたらおかしなことです。
しかも、自己中心的な人も利他的な側面を持っていることが多いのです。
利他的行動とは、他者に利益を与えるために自分の時間や労力を費やす行動で、見返りを期待せず行うこともあります。脳科学的には、こうした行動は「温情効果(warm glow effect)」として報酬感覚と結びつきます。
つまり、人を助けたり喜ばせたりすること自体が、自分の喜びや満足感につながるのです。また、他者からの評価や良く思われたいという社会的報酬も、この行動を後押ししています。
私の場合、周囲を笑わせたり助けたりすることに喜びを感じる一方で、「自分にとって無理のあることや理不尽な指示」には強い抵抗感があります。
これは、利他的行動と自己中心的なタスク志向が混ざり合った特性と言えます。
私の体験から
中学時代、吹奏楽部で髪型を決める役割を任されていました。伝統ではツインテールが決まりでしたが、恥ずかしがる子もいました。そこで私は「一つ結びにしませんか」と提案しました。しかし、周囲から「なんで?」と反発され、結局部長と副部長が伝統のツインテールに戻しました。
あの時は「自分は勝手だったのではないか」と自責しましたが、振り返ると意図は「恥ずかしい子を助けたい」だけでした。したがって、行動の意図は利他的だったといえるでしょう。行動の結果ではなく意図に注目することで、自己批判を和らげられます。
自己中でも利他的でも、行動は練習で変えられる

あなたが自己中心的に見える理由の多くは、対人スキルはあるけれど、作業プロセスの協調や歩幅合わせ、人のペースに合わせるのが苦手だからです。これは欠点ではなく、練習や工夫で改善できる部分です。
根回しと合意形成のコツ
- 途中経過を共有する
作業の進み具合や考えをチームに都度共有すると、突っ走った印象を減らせます。 - 1 on 1で相談する癖をつける
個別に状況や意図を説明することで誤解を防ぎ、信頼関係を築きやすくなります。 - 小さく合意を重ねる
「今日これだけ決める」「次のミーティングまでにここまで確認する」と段階を分けると、チーム全体が歩幅を合わせやすくなります。
私の大学での経験
大学のプロジェクトでリーダーを担当したとき、私はつい自分の考えで突っ走り、資料を先に作って提出してしまいました。しかし、メンバーを笑わせたり慰めたり、アドバイスしたりする力は発揮できました。この経験から学んだのは、自己中心的に見える行動は改善可能で、利他性と両立できるということです。
やる気が出ないときは、動機を整理しよう

時には自己肯定感が低くなり、何もやる気が起きないこともあります。そんなときは、なぜそれをやるのか、その動機を改めて整理するのが効果的です。
心理学では、動機は「外発的動機」と「内発的動機」に分けられます。外発的動機は成績や評価、報酬のため、内発的動機は課題自体の面白さや自己成長のためです。
書き出してみよう
やらなきゃいけないことの背後にある根源的な欲求を書き出すと、自分の行動が見えやすくなります。
- キャリアのため
- 成績や成果のため
- 自由に生きたい
- 安心感を得たい
- 誰かの役に立ちたい
- 何かを創りたい
- 快適に暮らしたい
書き出すことで、やらなきゃいけないことが単なる義務ではなく、自分の欲求に基づいた行動に変化します。
恋愛で傷ついた心を癒す

恋愛での過去の経験がトラウマになり、幸せな恋愛を想像できない方もいるでしょう。でも、過去の経験は反面教師として活かせます。
- 嫌な恋愛経験 → 「こうじゃない人」を見つける手がかり
- 誠実で優しい人と出会う → 愛される感覚を学ぶ
- 自分は無償の愛を受け取っていい → 幸せになる権利がある
私の体験
中学の吹奏楽部で好きだった男の子から拒絶された経験があります。「きもい」と言われたときのショックは今でも残ります。しかし、その体験は、自分の価値とは無関係であり、反面教師として次の恋愛に生かせます。
自己中と言われても大丈夫。心を整えるセルフコンパッションと慈悲の瞑想

「周りから自己中って言われてしまう」「ちょっと批判されただけで傷つく」「自分の能力がうまく発揮できない気がする」──そんな悩みを抱えている方は多いと思います。
私も昔から、他人の細かい指示や理不尽に感じる課題でイライラしたり、批判されると心がぐらっと揺れるタイプです。
今日は、私が心を整えるために実践している「セルフコンパッション」と「慈悲の瞑想」の方法をご紹介します。
1. 自己中・傷つきやすさと向き合う
まず大事なのは、「自分が自己中だと思われるのは、悪いことじゃない」と理解することです。
- あなたのやる気や能力は、他者の指示や期待に縛られると出にくい
- 他者の評価に敏感になるのは、あなたが繊細で責任感がある証拠
批判されると心が揺れるのは自然です。大切なのは「自分を責めるのではなく、自分の気持ちを認めること」です。
2. セルフコンパッション(自分への優しさ)の実践
セルフコンパッションとは、自分の悩みや失敗に対して、自分を責めるのではなく、優しく受け止めることです。
実践例:
- 気持ちをラベル付けする
「今、私はイライラしている」「今、悲しい」と自分の感情に名前をつけるだけで、感情は整理されます。 - 自分を友達に接するように扱う
もし親友が同じ状況なら、あなたはどう声をかけますか?
「大丈夫、無理しなくてもいいよ」と言えるなら、自分にも同じ言葉をかけてあげます。 - 人間らしさを受け入れる
「誰でもミスをするし、イライラするのは自然だ」と自分に言い聞かせます。
私の場合、小テストや課題でイライラしても「私はこういうタイプだから仕方ない」と自分を認めることで、心が少し落ち着きます。
3. すべてのブロックを外す慈悲の瞑想

恋愛に限らず、自己評価や過去の失敗からくるすべての心のブロックを外す方法として慈悲の瞑想(Loving-Kindness Meditation)があります。
慈悲の瞑想とは
- 自分や他者に「幸せでいてほしい」「苦しみが減りますように」と心から願う瞑想法
- 心理学や脳科学で、自己肯定感の向上やストレス軽減に効果があるとされています
- 順番に、自分→親しい人→全ての生命へと慈愛を送ります。
やり方の例
- 静かに座り、深呼吸する
- 自分に向けて心の中で言う
- 自分自身に向けて
「私が安全でありますように」
「私が健康でありますように」
「私が幸せでありますように」
「私の悩み苦しみがなくなりますように」
「私が安らかに暮らせますように」 - 親しい人に向けて
「〇〇さんが安全でありますように」
「〇〇さんが健康でありますように」
「〇〇さんが幸せでありますように」 - 生きとし生けるものすべてに向けて
「すべての生命が安全でありますように」
「すべての生命が健康でありますように」
「すべての生命が幸せでありますように」
- 自分自身に向けて
ポイントは「声に出す必要はなく、心の中で繰り返す」ことです。これを数分行うだけで、自己批判の心が柔らかくなり、ストレスや不安が減ります。
これを習慣化することで、自己中心的な行動への罪悪感や、恋愛・仕事・人間関係での不安などが少しずつ和らぎます。
6章:まとめ—自己中心的は当たり前。あなたはなによりも価値のある方

あなたには二面性があります。
- 自分の意思で動く力
- 人を楽しませたり助けたりできる力
これは欠点ではなく、強みです。
- 作業プロセスの協調や根回しは練習で改善可能
- 動機を整理すればやる気は取り戻せる
- 過去の恋愛や失敗体験は反面教師として活かせる
- 自己中と思われるのは、あなたの特性が原因であり、悪いことではない
- 批判や小さな失敗で傷ついても、自分を責めず、セルフコンパッションで心を受け止める
- 慈悲の瞑想で心のブロックを外せる
あなたは決して「だめな人」ではありません。
自分の心を丁寧に扱うことで、自然と周囲との関係も、人生の選択もやりやすくなります。
あなたは十分に価値があり、愛される権利があります。
過去を許し、自分を慈しむことで、新しいフィールドに踏み出せます。
今日のおすすめ一言
「私の意図は誰よりも優しかった。」
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまが、皆さまそれぞれのペースで自由に愛の中で過ごせますように…♡
それでは今宵はこの辺で。また次回お会いいたしましょう。
以上、速水メロディでした。
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